2025.01.23

ロシアンオリーブ(Russian Olive)とは? 銀灰色の葉が特徴的な耐乾性に優れた落葉樹

**ロシアンオリーブ(Russian Olive)**は、グミ科(Elaeagnaceae)グミ属(Elaeagnus)に属する落葉樹の一種です。学名は Elaeagnus angustifolia。ヨーロッパ東部からアジア西部にかけて原産とされ、乾燥地帯や寒冷地でもよく育つ「強健さ」が魅力です。銀灰色の葉と細長い枝が独特の景観を生み出し、庭木や風除け用樹木として世界各地で植栽されてきました。一方で、繁殖力が高く外来種として問題視される地域もあります。本記事では、ロシアンオリーブの特徴や育て方のポイント、活用方法などを詳しく解説します。

1. ロシアンオリーブの基本情報

  • 学名Elaeagnus angustifolia
  • 科名:グミ科(Elaeagnaceae)
  • 属名:グミ属(Elaeagnus
  • 和名(流通名):ロシアンオリーブ、シルバーリーフオリーブ
  • 原産地:ヨーロッパ東部~アジア西部
  • 樹形:落葉高木(高さ2~6m程度が一般的)
  • 花期:初夏(5~6月頃)
  • 果実:小さい楕円形の実(秋頃に熟す)

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2. ロシアンオリーブの特徴

2-1. 銀灰色の葉と独特の樹形

ロシアンオリーブの最大の魅力は、銀白色または灰緑色を帯びた細長い葉です。このシルバーリーフが光を受けてキラキラと輝き、庭や景観にスタイリッシュな印象を与えます。樹形はやや不規則に枝を広げ、高さも2~6m程度まで成長します。

2-2. 香り高い花と小さな果実

初夏(5~6月頃)には黄色がかった小さな花を咲かせ、甘い香りが漂います。受粉後、秋頃になると灰褐色の小さい果実が実り、可食部は少ないものの食用として利用されることもあります。

2-3. 耐乾性・耐寒性に優れる

砂漠地帯や荒地でも育つほど耐乾性が高く、土質を選ばないのが特徴です。また、耐寒性も比較的強いため、寒冷地でも育てられる一方で、環境によっては外来種として繁殖し、在来植物との競合が問題化している地域もあります。

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3. 育て方・管理のポイント

3-1. 植え付け・用土

  • 植え付け時期:春または秋が適期。極端な暑さや寒さを避ける。
  • 土壌:水はけの良い土を好むが、やせ地や塩害地帯などでも育ちやすい。泥炭系の土壌など保湿力が高すぎる環境は過湿に注意。

3-2. 日当たり・水やり

  • 日当たり:日向~半日陰でも生育可能。十分な日照があれば銀葉がより美しくなる。
  • 水やり:地植えの場合、根付いた後は降雨のみでもほぼOK。鉢植えなら表土が乾いたら適度に潅水する。

3-3. 剪定と施肥

  • 剪定:放任でも育つが、風通しや形状を整えるために冬の落葉期に不要枝をカットする程度が望ましい。
  • 施肥:肥料が少なくても育つが、生育期(春~夏)に緩効性化成肥料を控えめに与えると葉色が安定し、元気に育ちやすい。

3-4. 病害虫対策

比較的強健だが、まれにアブラムシやカイガラムシが発生することがある。早期発見・早期対処で被害を最小限に抑えることが大切。

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4. 利用シーン・活用方法

4-1. 庭木・シンボルツリー

シルバーリーフの樹木として、洋風・モダンな庭のシンボルツリーにぴったり。乾燥に強く、管理が楽なため初心者にもおすすめです。

4-2. 風除け・防風林

原産地である乾燥地帯などでは、防風・防砂目的で植えられることが多いです。日本でも風当たりの強い沿岸部や開けた場所に植えて風除けとして利用されることがあります。

4-3. 果実の利用

秋に熟す果実は小さく、果肉も薄いため実用的とは言い難いですが、ジャムや果実酒に活用する例もあります。ただし、地域によっては食用としない場合もあるため注意が必要です。

4-4. ドライアレンジ・切り枝

銀色を帯びた葉や枝は、切り花やドライフラワーの素材としても人気。アレンジメントのアクセントに取り入れると、一気におしゃれな雰囲気を演出できます。

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5. よくある質問(FAQ)

Q1. ロシアンオリーブとオリーブ(Olea europaea)の違いは何ですか?

  • オリーブ(Olea europaea) はモクセイ科で地中海沿岸を中心に栽培される果樹。ロシアンオリーブ(Elaeagnus angustifolia はグミ科であり、分類が異なります。実の形や用途も大きく異なり、ロシアンオリーブの果実は商業生産されることはほとんどありません。

Q2. 環境省などで外来種指定されていますか?

  • 一部の国や地域では繁殖力の高さから侵略的外来種に指定されている場合があります。日本国内では現在、特定外来生物に指定はされていませんが、野外に無計画に放出・放置すると生態系に影響を及ぼす恐れもあるため注意が必要です。

Q3. 育てる際の注意点はありますか?

  • 乾燥に強い反面、過湿は苦手です。長期間雨が続く季節などは根腐れに注意しましょう。また、枝に鋭いトゲがある品種もあるため、植える場所や日常管理での安全面に気を配ると安心です。

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まとめ

ロシアンオリーブ(Elaeagnus angustifolia)は、美しい銀灰色の葉と強い耐乾性を持つ落葉樹で、庭木や風除けなど多彩な用途で活用されています。洋風のガーデンをはじめ、モダンなエクステリアのシンボルツリーとしても人気が上昇中。育て方自体は簡単で、土壌や気候を選ばないため、ガーデニング初心者にもおすすめです。ただし、繁殖力が強く環境によっては外来種問題に発展するケースもあるため、管理を徹底して生態系に配慮しながら楽しんでください。シルバーリーフが演出する上品な雰囲気をぜひロシアンオリーブで取り入れてみてはいかがでしょうか。

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