水切りなんていらない!
本より簡単、水切り不要!!
『花を買ってきたら 水切りしましょう』
なんて書いてあるのを見たことありませんか?
『水切り』 それは、水中で茎を切る『水揚げ(みずあげ)』 の方法です。
なるべく深水の中で切るように書いてあったりします。
「えー、いちいち水をためてなんて、めんどくさいからや~めた」
となってしまうのがオチです。
はっきり言って、水切りなんて、わたしでも面倒くさくてイヤですよ!
でも、そのまんまではやっぱり長持ちしません!
そこで、あなたがすることはひとつ!
それは・・・
■ただ、切りなおせばOK!!
水に入れる前に、ハサミで一度切ってください。
水切りなんてする必要はありません。ただ、切り口を新しくして下さい!
これだけで、花が長持ちします!!
もう少し詳しく、説明しますね。
■なぜ、『水切り』がいらないか
なぜ、水切りしなくていいか?
答えは簡単!!
『水切り』 は『水揚げ』の方法です。
でもね、『水揚げ』はもう、お花屋さんがやってますから!!!
あなたが再度、『水揚げ』をする必要はまったくありません。
ただ、買ってきた花は、花屋さんで水をつけてもらった場合でも、
切り口が乾いてしまう可能性があります。
切り口が乾いてしまうと、体内に水を運ぶ、『導管』が詰まってしまいます。
『導管』は、わたしたちの血管と同じような働きをしています。
そして、血管と同じように、傷口が乾くと『かさぶた』になります。
『かさぶた』からは水がもれないかわりに、水を吸うこともできません。
だから、切り口を新しくするのです。
新しくなりさえすればいいので、水の中で切る必要はありません!
ただ、切ってください。
■切るときのポイント
切るときは、
★切り口からバイキンが入らないようにすること
★なるべく水を吸いやすいように切ること
の2点が重要ポイントです!
ですので、具体的には・・・
切れ味のいいハサミで切る
清潔な器に、きれいな水を入れる
切り口は、できるだけ斜めにする
1・・・ハサミ
これは、前のハサミの説明のとおり、
切れ味のいいハサミを使わないと、『導管』がつぶれてしまうことにあります。
→おすすめの花バサミ 坂源 ハンドクリエーション F-170
2・・・キレイな器と水
水を入れる器はきれいに洗っておきます。
水道水を、器の底から3~5cmくらい入れます。
器が花の重みで倒れてしまうような場合を除き、基本的に水は少なめにして下さい。
3・・・斜めに切る
これは、斜めに切った方が、切り口の断面積が大きくなるからです。
水と導管の接する切り口が大きいほうが、水の吸い上げが良くなります。
下5mm~1cmくらいでいいので、できるだけ斜めにカットしましょう!