花に合う器を選ぼう!
何に飾ったらいいの?
『花の形や合わせ方がわかっても、今度はどれに飾ったらいいか分からない!』
次は、そんな疑問を解決します!
花の形がいろいろで、キレイに見える場所が違うなら、当然、花器も「それぞれの花の”キレイ”を引き立てるもの」があるのです!
いま、「花器」と書いたけど、「花瓶」である必要は、これっぽっちもありません。
水が入りさえすれば何でもいいのです。
『とはいっても、何に入れたらいいの??』
それでは、器の形状別に、それぞれの器が「どんな花を飾ったらキレイに見えるか」を見て行きましょう!(はじめての人が活けやすい、「入れるだけ」の器に限定します)
■1.口が広くて浅い器 ~食器・背の低いビンなど~
おうちにある食器類がこれにあたります。
サラダボウル、マグカップ、コップ、ワイングラス、小鉢などなど・・・
高さが10~12cmくらいしかない入れ物。このくらいの小さい花びんも同じです。
ま、つまり口が10cm、高さ12cm未満くらいの小さい花びんを買う必要はないって事!
もちろん気に入れば買ってもいいけどね!
こういうカワイイサイズの食器や花びんは、100円均一にたくさんあります。
食べ物を入れる器と一緒にしたくないときは、100均で買うのがお得!
これに花を飾るには・・・
短く切って、花の頭や切り分けた葉っぱを器に入れます。
なかなか、しっかり止まらないときは、セロテープ技を使ってみてね。
「花の頭を飾る」 で、どんなタイプの花が向くか分かったかな?
主役A:(マスフラワー)がベスト!
サブB:(スプレー咲き)を切り分けたり、
主役B(フォームフラワー)でもOK!
形のハッキリした、大輪の花を使うとキレイです!
それも、あんまりたくさんより2~3輪+葉くらいの方がキマります!
■2.口が細くて背の高い器~ボトル・一輪挿しなど~
ワインやビールといったお酒のボトル・化粧品のビン・徳利・デキャンタなどがこれになります!
あとは、売ってる一輪挿し用のほっそい花びんね。
口が10cm未満の花びんは、一見入りそうに見えても花がほとんど入らないから、細い花びんを買う必要もないです。
お酒のボトルってカワイイのがいろいろあるので、ぜひ二次利用をオススメします^^
買うなら、これもまた100円均一にいろいろあります。
”一輪挿し”はとってもキレイな花器もたくさんあるので、一輪専用に、気に入った物があればもうちょっとリッチなものも買ってみてね。
やっぱり100円のとは全く違うので・・・
さて、これに飾るには・・・
器の高さよりもっと長めに丈を残した花を、スッと挿します。
このタイプの器に向くのは、
主役B:(フォームフラワー)
脇役A:(小型フォームフラワー)
サブA:(ラインフラワー)です。
横から見た姿の美しい花を、1本、多くても5本くらいまでにします。
余計な葉っぱは取って、スッキリさせてしまいましょう。
(全部取っちゃうといかにも”ハゲました!”という感じに見えてみっともなくなるので1~3枚くらい残してね^^;)
*この形の器は洗いにくいけど、ちゃんとしっかり中を洗いましょう!
バイキンが残っていると、花がすぐ腐ってしまいます><
水筒用・試験管用などの細いブラシを使うのが簡単です!
卵の殻を砕いて水と一緒に入れ、シェイクするのもけっこう落ちます。
■3.口径の高さのバランスが良いもの~ピッチャー・花びん~
『もっとたくさん飾りたい!』
というときに、はじめて花びんを買いましょう。
2・3種以上組み合わせたり、ボリュームを出したいときに家で使いやすい、オールマイティな花びんはこんな形のもの!
花びんは本当にイロイロな形や素材・色のものがあるけど、はじめに買うならこれです!
家庭用品で揃えるなら、ピッチャー。サイズが同じくらいのものにしましょう。
ピッチャーで活けるとこんな感じ。
この場合も、色は透明か白!!
どうしても色がほしいなら、グリーンにしましょう。
色のついた器の場合は、どうしても花色を選びます。
透明や白なら、どんな色の花でも飾れるからです。
■番外.器の色も「一つの色」に数えよう
「何でも飾りたい」入れ物には色がないほうがいいんですが・・・
逆に、1色として数える!こともできます。
色つきの器に合わせるなら・・・
1.同じ色の花
2.近い色(近似色)の花
3.反対色(補色)の花
4.白い花
合う色が限られる代わりに、色を合わせるととてもステキになります。
食器や100円花びんなど、手軽にできるものから試してみて!
白や透明の器とは一味違う仕上がりです^^